SU Podiumの照明は2パートからなる計算で、直接光源と間接光源の両方から算出される合成結果です。

環境タブは、照明を調節する2通りの方法(強度スライダと露出スライダ )を提供します。これらは主にイメージの全体照明レベル制御するのに使用しますが、スライダは少し異なる方法でレンダリングに作用します。

  • 強度 -強度スライダは太陽(直接光源)の輝度と強度にもっともダイレクトに対応します。
  • 露出 - 空や周りの環境からの間接光、または周囲光の輝度を制御します。

例:

この一連の比較イメージを見れば、2つのスライダがレンダリングイメージにどのように作用するか分かるでしょう。最初の例は、両方のスライダが50%のままです。

イメージはすべてインテリアデフォルトプリセットを使い、影はだいたい午後6時に設定しています。

強度50%、露出50%

デフォルトの50%/50%は、直接光(日光)と空/環境からの間接光に対して比較的均等にウェイトが置かれます。これは通常、比較的中立の照明レベルと、暖色トーンと寒色トーンの好ましいバランスをもたらすので、スタート地点として最適です。


強度0%、露出0%

強度100%、露出100%


強度0%、露出100%

強度100%、露出0%

これはおそらく、もっとも実用的な例でしょう。強度が0%に設定されると、SketchUpの「太陽」の影響が大幅に減り、暖かみがすべてイメージから消えます。露出を100%に引き上げると、空や周囲の環境のトーンがより広がり、イメージがより寒色化して青みがかった色相になります。

また、強度100%/露出 0%例の全体照明レベルが 一番上の50/50イメージに近いが、強度を上げたことにより暖かみのあるトーンになっていることに気づくでしょう。


強度25%、露出75%

強度75%、露出25%

スライダを25%どちらかの方向に動かすだけで、イメージのトーン分配が変わりますが、全体照明レベルには劇的な相違を生まれないことに注目してください。

レンダリングを明るくする、または暗くするためにはスライダを大きく動かさなければなりません。 輝度とコントラストは、Podium Image EditorやPhotoshopを使って後処理で素早く簡単に調整できることも憶えておいてください。

より照明が必要な場合は、インテリア「bright」プリセットを使用する

これらのイメージはすべて標準のinterior_defaultプリセットを使っており、このケースでは天窓と大きな窓により空間にたくさんの光が差し込んでいます。自然光が少ない部屋をレンダリングする場合は、光の侵入(追加のオフカメラ用の穴をあける等)やLEM補助光の使用に踏み切る前に「interior bright」プリセットを試してください。