SU Podium V2.5 Plusへアップグレード
SU Podium V2.5+とは?
- SU Podium V2.5+の新機能 概要
- シーン処理 - 新しく、超高速
- パノラマVR(仮想現実)
- 多数のマテリアルのねじれと問題を修正
- Podium Image Editor - DOF機能改良/HDR対応
- 新・Podiumツール/分析
- 断面ツールが、SU 2015/ 2016 64ビットバージョンにも採用
- Language support
- 投影なしオプション
- V2.5バグ修正
- その他従来のV2 Plus機能すべてを搭載
1. SU Podium V2.5 Plus for SU 2016/2015/2014へのアップグレード
SU Podium V2 plusからのアップグレード - アップグレードの購入
メモ: SU Podiumの初心者で、SU Podiumを初めて購入された方は、アップグレードのための追加料金は必要ありません。V2.5リリース前にライセンスを購入されたPodiumユーザーには、アップグレードは無償で提供します。V2.5.1 (SU 2014対応)とV2.5.5 (SU 2015/ 2016対応) は2.5ユーザーには無償です。
Windows SU Podium V2.5.xは、Windows 7、8、10のみ対応です。インストールガイド
Mac OS-X SU Podium V2.5.xは、Maverick、Yosemite、El Capitanにのみ対応しています。インストールガイド
サポート取得方法? フォーラム訪問:
2. SU Podium V2.5+の新機能
- V2.5 Plusの主要な新機能は数ヶ月に及ぶ研究開発を経て採用したシーン処理のC++メソッドです。これでSketchUp上でのPodiumの全シーン処理が最大10倍速くなります。大きなモデルほど、速度向上が顕著です。実際、V2.5.5なら、V2.5のブレージング速度より最大50%速くなります。シーン処理とは?関心を持つ理由は? 下記をお読みください。
- SU Podium V2.5.1(またはそれ以上)はパノラマVRに対応しました。これは、V2.5.1で初めて採用された機能です。パノラマVRについては こちらをお読みください。
- V2.5.x .5 Plusは、レンダリングイメージに現われるテクスチャマッピングのねじれ(反転したコンポーネント上のねじれたテクスチャ等)の多くを解決しました。また、.tifファイルも処理できるようになった他、「unknown symbol(不明シンボル)」メッセージが大幅に減りました。さらに、「h」や「m」のような名前のマテリアルに起こる問題もなくなりました。
- V2.5.x にはより良いツールや分析メソッドが装備され、問題をすばやく特定するのを支援します。
- PIEに、新しいDOF機能が搭載され、HDRイメージに対応しました。
- 断面ツールが、SketchUp 2015/ 2016 64ビットに装備されました。
- V2.5.5 - SketchUp 2015/2016ユーザーは、SU Podium V2.5.5の新機能についてここをお読みください。
- その他のSU Podium V2 Plus機能はすべて続行装備されています。V2.5 Plusの新機能以外のV2 Plus機能の概要は、こちらをお読みください。
- V2.5.5は、SketchUp 2016/2015に対応しており、V2.5.1は、2014 Win/ Mac、64/ 32ビット用です。SketchUp 8をお使いの場合は、V2 Plusをご使用ください。
- SketchUp 2016 - 確認済みの問題 ここをお読みください
- V2 Plusは引き続き、SketchUp 8で使用できます。
3. シーン処理 - 超高速C++メソッド
以前のバージョンは、非常に効率のよいRubyコードを使ってSketchUpのジオメトリやテクスチャ、カメラ位置、太陽の位置をPodiumのレイトレーシングエンジンにエクスポートしていました。C++ Podium Exporterはジオメトリやマテリアルをこれまでに比べさらに高速にレイトレーシングエンジンにエクスポートできます。多くの場合、10倍速くなります。実際、V2.5.xはV2.5より速度が50%向上します。ご承知のように、大きなモデルの場合、シーンの処理や解析が、レンダリングの全工程の中で もっとも時間の掛かる段階になりがちです。これまでのところ大きなモデルに対し、レンダリング速度が数分以上速くなります。
例: このレイクハウスモデルには 面が768,000、マテリアルが145あります。高速Windows 7マシン(Intel i7 4960X)で、V2.18.972を使ったシーン処理とUVマップ解析に2分かかりました。一方、同じマシン上でV2.5.x BETAを使ったジオメトリとマテリアルのエクスポートには43秒かかりました。次の無償アップデートではこの速度パフォーマンスがさらに向上することを見込んできます。
4. パノラマVR(仮想現実)
パノラマVRが、SU Podium V2.5.xに採用されました。SU Podiumに、正距円筒イメージを作成し、球形のパノラマVRに変換するオプションが加わりました。球形のパノラマVRの内側にはカメラがあり、軸を中心に360°回転させることができます。パワフルなプレゼンテーションを作り出します。パノラマVRについては こちらをお読みください。
5. 反転テクスチャとその他マテリアル問題 - 修正済み
- 反転コンポーネントテクスチャ問題 - 修正済み
- TiffファイルがMacバージョンをクラッシュする - 修正済み.
- 「m」や「b」、その他一文字の名前のマテリアル
- その他UVマッピング問題 - ほぼ修正済み
- Unknown symbol(不明シンボル)メッセージ - 発生減
6. Podium Image Editor - DOF 改良
Podium Image Editorは、DOF(被写界深度オプション)が改良され、特定領域にピントを合わせる/外す微調整ができるようになりました。
7. 分析 ツールがアップデート:
V2.5 Plusでは、モデルについてのさらなる情報や問題の修正方法を提供するオプションが追加され、分析ツールが改良されました。
上イメージのように、分析結果に報告される項目が多数増えました。また、Podiumがクラッシュする可能性のある原因や期待したようにレンダリングされない理由についての情報を提供する警告用の概要セクションもあります。マテリアルのリストが、SketchUpのマテリアルエディタとPodiumマテリアルプロパティの両方にリンクするようになりました。つまり、分析報告にリストされたマテリアルの1つをクリックすると、特定マテリアルがSketchUpのマテリアルエディタとPodiumマテリアルプロパティのユーザーインターフェースにリンクするのですばやい編集が可能になります。Podiumの全ツールについてはこちらをお読みください。
断面のレンダリングが、SU 2015/SU 2016 64ビットバージョンに搭載
これまでしばしば寄せられていたSU Podium への要望は、SketchUp断面への対応でした。SketchUp断面は、SketchUpの断面平面の後ろにあるモデル部分を非表示にして断面カットを模倣します。けれども、SketchUpは実際には面をモデルからトリムや切り離さずに、ソリッドモデリング3Dプログラムなら表示される断面を作ります。SketchUpの断面機能は、断面平面の後ろにあるジオメトリを削除しません。そのため、Podiumのレンダリングエンジンは、SketchUpの断面平面の前にあるものと後ろ(非表示)にあるものの区別がつきません。
これに対処するため、Cadalogは、SU Podium V2.5 Plusユーザー向けに新しい断面ツールプラグインを用意しました。このツールは断面平面の後ろにあるSketchUpジオメトリを切り取って削除します。元のモデルのジオメトリを失くさないように、SU Podiumの断面ツールは先にモデルのコピーを作成し、独自の名前に変更します。次に、断面平面のある面を新規作成後、断面平面の後ろにあるジオメトリを削除します。これで、本当の物理的な断面になり、SU Podiumでレンダリングできるようになります。
断面ツールが、SketchUp 2015/2016 64ビット対応のV2.5 Plusに装備されました。これは、SketchUp 2015 2016ビットバージョンでメモリ管理能力が向上したためで、断面ツールがうまく動作するようになりました。しかしながら、メモリ不足からクラッシュが頻繁に発生するため、SketchUp 2014/2015 2016ビットバージョンには断面ツールはまだ採用していません。2014ユーザー:SU Podiumプラグインページからダウンロード可能です。
9. さらなる言語に対応:
SU Podium V2.5 Plusは、日本語、韓国語に対応しました。その他欧州、アジア言語も近日対応予定です。
10. マテリアル毎の投影をオフ:
投影は、マテリアルダイアログぼっくの一番下にあるチェックボックスからアクセスできる新しいマテリアルプロパティです。
特定のマテリアルに影を投じたくないことがしばしばあります。下の例は、Podium Browserの背景雲です。雲背景イメージは、リアルな効果を作り出すために拡大しなければならない場合が時々あります。しかし、これが原因で雲背景イメージの大部分に影が投じられてしまいます。こうした場合には、マテリアルプロパティの投影をオフにします。
11. SU Podium V2.5.x バグ修正
- カメラに写らないビューで、LEMがレンダリングされない - 修正
- テクスチャ上のLEMがテクスチャに歪みを作り出す - 修正
- スポットライトにフォールオフがない - 修正
- PLSアイコンを2度押すとPLSダイアログが消える - 修正
- 鏡に反射した面が表(おもて)面ではなく裏面を表示する - 修正
- ジオメトリキャッシュが問題を引き起こす - 削除
- RenderAllを除き、ベータに戻しました。
12. その他すべてのSU Podium V2 Plusの機能を搭載
SU Podium V2.5 Plusには、1年前のリリース時に採用されたその他すべてのV2 Plus機能が引き続き装備されています。Podium Preset Editor、新・上級金属マテリアル、EditInPlace、隠しLEM等の搭載されたその他機能の概要は、こちらをお読みください。