SU Podium V2 には、物理的な空と呼ばれる機能が装備されています(Optionsメニューからアクセス)。どんな場合に物理的な空を適用するか、あるいはSketchUpのデフォルト背景を使用するかはよく訊かれる質問です。下記はこの件についてのヒントと説明です。

SU Podiumの物理的な空は実際の空の正確なシミュレーションを作成します。SketchUpのデフォルト背景より大きなカラーデプスを使ってリアリスティックな背景を作り出します。ですので、物理的な空は、ほぼ常に最良のオプションです。ただし、実世界同様、真昼の空はやや青みがかります。実世界では、目が色に適応するので微妙な青み(夏の日)には気付きません。夏の日の正午前後に人工照明で照らされた屋内から屋外に出ると、すぐにこの微妙な青みに気付くでしょう。けれども、少し経つと、この淡さは消えてしまいます。1日の各時間帯に特定の色があります。たとえば、朝と夜は黄色、正午は白/青などです。

夜間の色には夜のスタイルを使用

レンダリングに物理的に正確な空のシミュレーションを使いたくない場合もあります。夜のレンダリングにしたい、他の雰囲気が必要な場合等です。こうした場合には、SketchUpのスタイルが役立ちます。Photoshopのようなポストプロセッシング(後処理)プログラムにある高速色調整も非常に効果的です。そんな状況を支援するため、SketchUpスタイルをいくつか用意しました。これらのスタイルは、単にSketchUpの空と背景色を編集したものです。これらは、SketchUpスタイルダイアログボックスで使用できるようになりました。SU Podium V2 インストール時に、自動的にインストールされます。

エクステリアレンダリングに効果的なたそがれや夜の背景のSketchUpスタイルのイメージがいくつかあります。これらのスタイルを自動的に入手するには、SU Podium V2を最新のバージョンにアップデートしてください。


Twilight

たそがれカラースタイル


Night_1

夜間スタイル、中くらいの暗さ


Dark Night

さらなる夜間シミュレーション、最も暗い


No sky simulation

これは、シミュレーションの淡さなしでレンダリングする単純なSketchUpの空です。これで、金色を使わずに朝や夜をレンダリングできます。青い真昼の色も見えにくい色です。


White Scene

これは、均一な白の背景を使用します。これで青い淡さがなくなります。これは、環境がない、あるいは必要ない平面図やカット、建築物ではないモデルのレンダリングに役立ちます。