ヒント - SU Podium V2を使ってインテリアモデルをライトアップ(テクニカルサポート:Nicolas Harvey作)
もっともリアリスティックでもっとも速いレンダリングイメージは日光が作り出します。 これこそ日中のインテリアシーンを照らす主な方法です。 日光に対する開口部をできるだけ多く取得し、(可能ならば)光が適切に入ってくるように太陽を配置します。 たとえば、シーンに表示されていない壁を取り除けば、日光をもっと取得できます。 日光を使用している場合、Sun intensity/Exposureスライダ(PodiumオプションウィンドウのEnvironmentタブ内)を調節することを忘れないでください。 (物理的な空がオンになっていることを確認)これらのスライダは依然インテリアに当てはまります。 あまり大きな開口部がない場合、スライダを最大に設定すると良いでしょう。 このテクニックなら、設定とレンダリングが簡単かつ高速になります。 たいてい日光は十分なインテリア照明をもたらすので、インテリアレンダリングではまず日光を試してみることをお勧めします。
日光なしの例:
日光あり、物理的な空、Sun Intensity(太陽の強度)/Exposure(露出) 30%
日光だけでは十分な照明を作り出せない場合は、SketchUpカメラの後ろで大きなLEMマテリアルを使用して均一な光の発散を加えます。 これは、複数のポイントライトを追加するより、設定や調節、レンダリングがはるかに速くなります。 また、窓をLEMマテリアルに置き換えて、光をもっと強くすることも可能です。 ただし、LEMが強すぎるとノイズが出てしまうので、高い強度オプションは使用しないでください。 LEMマテリアルを大きくし、出力は小さくします。 V1とは逆に、Podium V2はオムニライトよりLEMを速くレンダリングします。 ですので、インテリアのライトアップには最適です。
カメラの後ろにあるLEM
窓のLEMといくつかの照明装置を使ったレンダリング結果 Interior QMC 1.0でレンダリング、サイズ:1/3に縮小
さて、Podiumブラウザの照明装置についても忘れずに説明しましょう。 たとえ日中のシーンをレンダリングしていても、インテリア設計に照明装置を置きたい場合もあります。 ダイナミックコンポーネントオプションを使って、これらを「オフ」にします。
夜のシーンの場合は、ブラウザの照明装置を挿入して照明の大半を作成します。 照明装置はすべて、リアリスティックになるように作られています。 部屋に60ワットの装置が1~2つあるだけでは写真には十分な照明にはなりませんし、Podiumの照明装置がインテリア設計に1~2つあっても良いレンダリングにするにはおそらく十分ではありません。 インテリア空間に適切な数の照明装置を置いて、良好な照明を作り出します。
LEMマテリアルをカメラの後ろに加えて照明装置を補足する選択肢もありますが、夜のレンダリングでは、空中にいくつかのポイントライトを置くと効果的です。 ライトが増えるほど、イメージのリアリティが損なわれるので、ポイントライトはできるだけ少なくすることをお勧めします。 スタンドアロンのポイントライトではなく、リアリスティックな照明装置の使用を試してみてください。 たとえば、埋め込み式の天井灯は特に有効です。